時短・暮らし

里帰りしない産後の食事はどうする?生協・自治体・買いだめを実費で全部調べた

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

里帰りをしない産後は、「食事を誰がどう用意するか」が最初の壁になります。

作る人も、買いに行く人も、日中は家にいないか、回復の途中だからです。

こんにちは、『ラクして暮らす』運営者のやすです。

このブログでは、各社の公式サイトから料金を実費ベースで計算して比較しています。

「契約しない方がいい」という結論も、遠慮なくそのまま書きます。

この記事を書いているのは、2026年7月に第一子が生まれ、里帰りなしの産後を夫側として回した筆者です。

ずぼらさん
ずぼらさん

里帰りしない予定なんだけど、産後のご飯どうしよう…。夫は帰りが遅いし、私が毎日作るのは無理な気がする。

やす
やす

「毎日作る」を前提にしない方がいいよ。食材が届く仕組みと、人に頼める制度を妊娠中に申請しておけば、作れない日があっても回るんだ。しかも子育て世帯は手数料がタダになる生協が多いよ。

先に結論を書きます。

里帰りしない産後の食事は、「作る」の工夫ではなく、「届く仕組み」と「頼める制度」を産む前に申請しておくことで解決します。

この記事では、生協3社の子育て割引の実費、1時間500〜1,100円で買い物まで頼める自治体の制度、そして産前の買いだめリストを、公式サイトの数字で並べます。

この記事でわかること
  • 生協3社の子育て割引は、住んでいる場所で無料期間がまるごと違うこと
  • ミールキットと宅配弁当が、産後のどの場面に効くか
  • 1時間500〜1,100円で買い物まで頼める自治体の制度と、その落とし穴6つ
  • 産む前にやっておくこと(買いだめリストと、登録の前倒し)

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次
  1. 1.生協の子育て割引:手数料が0円になる(住んでいる場所で答えが変わる)
  2. 1.1.生協3社を、産後すぐの視点で比べる
  3. 1.2.コープデリ:公式のモデル計算で「年9,900円→0円」
  4. 1.3.パルシステム東京:無料は26週間だけ。ただし申請は今すぐ
  5. 1.4.おうちCO-OP:無料期間が3社で最長(3歳未満まで)
  6. 1.5.生協のデメリットは「1週間先が読めない」こと
  7. 1.6.フォロー:留め置きと、ネットスーパーとの併用
  8. 2.ミールキットと宅配弁当は、産後に向くのか
  9. 2.1.効くのは「献立を考えなくていい」こと
  10. 2.2.宅配弁当は「上の子のご飯」に効く
  11. 3.自治体に「買い物」を頼む——産前・産後の家事支援
  12. 3.1.国の「産後ケア」には家事支援は入っていない
  13. 3.2.1時間500〜1,100円で「買い物代行」を頼める区がある
  14. 3.3.落とし穴が6つある(ここを書いている記事は少ない)
  15. 3.4.自分の自治体を調べる方法
  16. 4.産む前にやっておくこと(買いだめリストと、登録の前倒し)
  17. 4.1.買いだめしておいてよかった物
  18. 4.2.ただし、買いだめには失敗もあります
  19. 4.3.買いだめより「仕組み」を先に作る
  20. 5.まとめ:里帰りしないなら、申請は妊娠中に

生協の子育て割引:手数料が0円になる(住んでいる場所で答えが変わる)

この章が、この記事でいちばん金額の話が具体的になる場所です。

生協は子育て世帯向けに手数料の減免制度を持っていますが、その中身は生協によってまったく違います。

生協3社を、産後すぐの視点で比べる

コープデリ(コープみらい)

パルシステム東京

おうちCO-OP

エリア

東京・埼玉・千葉

東京

神奈川・静岡・山梨

通常の手数料

198円/回

248円/週(利用0円でも)

198円/回(3,500円以上は110円・利用の有無にかかわらず毎週の定額制)

完全に無料になる期間

妊娠中〜1歳未満(申請から1年)

申請から26週間(約6か月)

妊娠中〜3歳未満

無料期間中の金額条件

なし

なし

なし

その後

1歳〜入学前は3,000円(税別)以上で0円

3,000円(税込)以上で0円

3〜7歳は3,500円以上で0円

必要書類

母子手帳

母子健康手帳の表紙

母子手帳(妊娠中の場合)

コープデリ「赤ちゃん割引・子育て割引」同(エリア別のご案内)パルシステム東京「キッズ特典」おうちCO-OP「子育て割」同「宅配サービス料」から抜粋(2026年8月14日確認)

生協の子育て割「手数料0円」ものさし。同じ0円でも、0円でいられる長さは3社で違う。コープデリ(コープみらい・東京埼玉千葉)は申請から1年間、利用金額の条件なしで手数料0円。そのあと(1歳〜小学校入学前の3月末)は1回3,000円(税別)以上の利用で0円、未満は基本手数料88円+配達手数料110円。パルシステム東京は申請書が受理されてから26週間(約6か月)が手数料0円。そのあと(就学する年の3月末企画回まで)は1企画3,000円(税込)以上の利用でパルシステム手数料が無料。おうちCO-OP(ユーコープ・神奈川静岡山梨)は妊娠中から3歳未満までずっと宅配サービス料0円。そのあと(3歳以上〜7歳未満)は1回3,500円以上の利用で0円、未満は198円。コープデリ公式のモデル計算では、赤ちゃん割引の適用で1回あたりの手数料198円(税込)が0円、1年間あたり9,900円(税込)が0円になる。同じ子育て割でも住んでいる場所で答えが変わる。エリアが違えばそもそも入れる生協が違う。遅れた分だけ0円の期間は短くなるので、先に申請だけ出しておくとよい。2026年8月14日に各生協の公式サイトで確認。
ずぼらさん
ずぼらさん

え、同じ「生協の子育て割引」なのに、無料の期間が6か月と3年でこんなに違うの…?

やす
やす

そう。だから「生協がおすすめ」で終わってる記事はあてにならないんだ。住んでる場所で答えが変わるからね。

コープデリ:公式のモデル計算で「年9,900円→0円」

コープデリ(コープみらい)の通常手数料は、基本手数料88円(税込)+配達手数料110円(税込)の合計198円(税込)です。

赤ちゃん割引が適用されると、この198円が利用金額にかかわらず0円になります。

公式のモデル計算では、赤ちゃん割引の適用で「1年間あたり 9,900円(税込)/年 → 0円」、子育て割引まで通しで「6年間あたり 59,400円(税込)/6年 → 0円」となっています。

コープデリ「赤ちゃん割引・子育て割引」から抜粋(2026年8月14日確認)

ただし、この数字には公式の注記が付いています。

「※東京都の基本手数料88円、配達手数料110円で計算しています」「※年間金額は、週1回利用を想定した参考例です」

つまり、毎週1回きっちり使った場合の参考例です。

適用期間は「母子手帳交付から1歳未満」で、「申請から1年」と案内されています。

コープデリ「赤ちゃん割引・子育て割引」(エリア別のご案内)から抜粋(2026年8月14日確認)

適用がいつまでになるのかは、申し込むときに必ず確認してください。

なお、同じコープデリでも県によって条件が違います。

生協

赤ちゃん割引の期間

コープみらい(東京・埼玉・千葉)

妊娠中〜1歳未満/申請から1年

いばらきコープ(茨城)

妊娠中〜1歳未満/申請から2年

とちぎコープ(栃木)

妊娠中〜1歳未満/申請から2年

コープぐんま(群馬)

妊娠中〜1歳未満/申請から2年

コープながの(長野)

妊娠中〜1歳未満/申請から2年

コープデリにいがた(新潟)

妊娠中〜3歳未満/申請から2年

コープデリ「赤ちゃん割引・子育て割引」から抜粋(2026年8月14日確認)

パルシステム東京:無料は26週間だけ。ただし申請は今すぐ

パルシステム東京のキッズ特典は、公式に「マタニティママ・子育てママパパの支援を目的とした、パルシステム東京(定期便)の手数料減免制度です。」と説明されています。

母子健康手帳の交付を受けている方、または子どもが1歳の誕生日を迎えるまでに申請書を出して受理されると、26週間(約6か月)手数料が無料になります。

その後は、就学する年の3月末の企画回まで、1企画3,000円(税込)以上の利用で手数料が無料です。

ここで、公式が明記している注意点を2つ、そのまま書きます。

「申請以前におけるパルシステム手数料の返金は致しません。」

「キッズ特典は、【定期便】の減免制度となります。【指定便】では適用されません。」

パルシステム東京「キッズ特典」から抜粋(2026年8月14日確認)

すでに使っている人は、1週でも早く出したほうが得だということです。

もうひとつ、生協の手数料には、注文しない週もかかるタイプがあります。

パルシステム東京は手数料が「週のご利用金額」で決まる仕組みで、0円〜1,999円の週も248円(税込・個人パル)かかります。

パルシステム東京「手数料」から抜粋(2026年8月14日確認)

産後は「今週は注文する余裕がなかった」という週が普通に出ます。

その週も手数料がかかる、という点は知っておいてください。

なお、パルシステムは全国ページに「手数料や割引制度は地域によって異なります」と明記されていて、上の数字は東京の値です。

パルシステム(全国)「配達手数料」から抜粋(2026年8月14日確認)

おうちCO-OP:無料期間が3社で最長(3歳未満まで)

神奈川・静岡・山梨エリアのおうちCO-OPは、子育て割の条件が3社でいちばん長いです。

母子手帳発行の妊娠中から3歳未満の子どもがいる世帯は、金額の条件なしで宅配サービス料が0円になります。

3歳以上7歳未満の世帯は、3,500円以上で0円、3,500円未満で198円です。

公式には「※一番下のお子さんの年齢が対象です。」という注記もあります。

おうちCO-OP「子育て割」同「宅配サービス料」から抜粋(2026年8月14日確認)

ひとつ正直に書いておくと、通常の宅配サービス料については、公式サイト内で案内が分かれていました。

料金の専用ページでは3,500円以上で110円、3,500円未満で198円、1回14,000円以上で0円となっており、子育て向けページには「通常の宅配サービス料は198円となり、3,500円以上のご利用で0円」と書かれています。

おうちCO-OP「宅配サービス料」同「子育て割」から抜粋(2026年8月14日確認)

この記事では料金専用ページの値を採用していますが、申込前に必ず公式で確認してください。

生協のデメリットは「1週間先が読めない」こと

ここまで良い話が続いたので、デメリットを書きます。

生協最大の弱点を、当事者がいちばん正確に言語化しています。

「生協って、1週間ごとの注文だから、1週間後を予測するのが苦手のようで、なかなか満足に利用できていません。」

Yahoo!知恵袋(2010/5/10)から抜粋(2026年8月14日確認)

「生協の宅配は週一回決まった曜日です。しかも選べないことが多いです。」

Yahoo!知恵袋(2017/2/28)から抜粋(2026年8月14日確認)

1週間後の自分の食欲と体調を予測して注文する、というのは産後にはかなり難しい作業です。

値段や中身についても、こういう声があります。

「私はスーパーで買った方が安いと思ったのでやめました。」

「私にあってないと思ったのは野菜、自分が選ぶ基準と違うというか…」

ピジョンインフォ「コープ利用していますか?」(2011/10/11)から抜粋(2026年8月14日確認)

やめた人の声も、ちゃんと存在します。

フォロー:留め置きと、ネットスーパーとの併用

そのうえで、生協には産後に効く長所があります。

不在でも受け取れることです。

コープデリの公式FAQには、事前に玄関先などの場所を指定すれば「留守置きにてお届けします」と書かれています。

冷凍・冷蔵品はドライアイスや保冷剤と一緒に保冷容器に入れて届く形で、申請の期限は月曜配達なら前週土曜12時まで、火〜金曜配達なら配達前日12時までです。

コープデリ よくあるご質問(留守のときの受け取りについて)から抜粋(2026年8月14日確認)

寝かしつけ中にインターホンを鳴らされない、というのは産後にはかなり大きい価値です。

先ほど書いた楽天西友の「不在で受け取れないとキャンセル手数料440円」と比べると、性格の違いがはっきりします。

結局のところ、到達点は併用です。

「ゼロ歳育児中でおうちコープとネットスーパーを併用しています。」

ガールズちゃんねる コメント#24(2018/05/26)から抜粋(2026年8月14日確認)

週1回の生協で重い物と定番品を確保し、足りない分と急ぎの分をネットスーパーで埋める。

これが、いちばん現実的な形だと思います。

ネットスーパー側の送料は、4社の送料を全部調べた記事に並べてあります。

ミールキットと宅配弁当は、産後に向くのか

生協の次に、「食材」ではなく「食事」を届けてもらう選択肢を書いておきます。

効くのは「献立を考えなくていい」こと

わが家で買い出しと台所を担当していた実感として、料理でいちばん重いのは「煮る・焼く」ではなく、その前でした。

献立を考えて、材料をそろえて、野菜を洗って、皮をむいて、切る。

下処理が済んでいるミールキットは、この工程をまとめて消してくれます。

考えることが1つ減ると、夫婦のあいだで揉める材料も1つ減ります。

このあたりの内側の事情は、買い出し担当だった夫の頭の中を書いた記事で詳しく書きました。

宅配弁当は「上の子のご飯」に効く

2人目以降の産後は、赤ちゃんのお世話と並行して、上の子のご飯が毎日やってきます。

ここに「温めるだけで出せる1食」があると、いちばん厳しい時間帯を1つ消せます。

この記事では特定の商品名は出しませんが、選ぶ時の物差しだけ書いておきます。

産後向けに選ぶ時の物差し
  • 冷凍庫に入るか…産後は冷凍庫の争奪戦になります。届く量と冷凍庫の空きを先に確認
  • 1回だけ試せるか…定期縛りのないお試しから。合わなかった時にやめやすい
  • 手数料の減免があるか…生協系のミールキットなら、この記事の子育て割引がそのまま効きます

自治体に「買い物」を頼む——産前・産後の家事支援

ここが、他ではあまり書かれていない話です。

買い物そのものを、人に頼める公的な制度があります。

国の「産後ケア」には家事支援は入っていない

先に整理しておきます。

国の産後ケア事業のガイドラインには、こう書かれています。

「ただし、本事業における「相談、支援」は、妊産婦及び妊産婦の育児を尊重するとともに、不安や生活上の困りごと等を軽減すること(家事支援は除く。)を目的としており…」

こども家庭庁『産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン』令和8年3月から抜粋(2026年8月14日確認)

「家事支援は除く。」と、はっきり書かれています。

実際、このガイドライン全体(34ページ)を検索しても「買い物」という語は出てきませんでした。

つまり、買い物を頼めるのは国の産後ケアではなく、自治体が独自に上乗せしている家事支援事業のほうです。

だから、住んでいる自治体によって中身がまるで違います。

東京都の枠組みも、都民が直接申し込む形ではなく、都が区市町村に補助金を出す形です。

公式には「※区市町村によって事業内容は異なりますので、詳細は各自治体のホームページ等をご確認ください。」と注記されていて、この枠組みのなかで家事育児サポーター事業は「任意事業」とされています。

東京都福祉局「とうきょうママパパ応援事業」から抜粋(2026年8月14日確認)

やっている区市町村と、やっていない区市町村があるということです。

ちなみに、国のガイドラインは「外出が困難な家庭」の存在も前提にしています。

「なお、日常生活や外出に困難を伴う家庭については、本事業の利用の意思確認や利用に際しての申請は、妊娠の届出時や新生児訪問等の際に受け付けるなど、その状況に配慮した柔軟な対応を可能とすること。」

こども家庭庁『産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン』令和8年3月から抜粋(2026年8月14日確認)

1時間500〜1,100円で「買い物代行」を頼める区がある

実例を挙げます。

自治体

事業名

料金

上限

買い物の扱い

江東区

こうとう家事・育児サポート事業

1時間500円

妊娠中〜0歳で90時間

買い物代行(掃除・買い物・洗濯・調理)

足立区

産前・産後家事支援事業

平日8〜18時は最初の1時間500円/以降30分250円(夜間・土日祝は800円/400円)

1回1時間30分・週2回まで/出産予定日6週間前〜産後3か月

買い物代行(生活必需品の買い物等)

杉並区

産前・産後支援ヘルパー

1時間1,000円(生活保護・非課税世帯は無料)

妊娠中〜1歳の誕生日前日までに80時間

買い物代行(食材および日用品の買い物)

渋谷区

産前産後家事サポーター派遣事業

1時間1,100円(非課税550円/生活保護は免除)

児童1人につき96時間

買い物代行(食材および生活必需品の買い物)

江東区「こうとう家事・育児サポート事業」足立区「産前・産後家事支援事業」杉並区「産前・産後支援ヘルパー」渋谷区「産前産後家事サポーター派遣事業」から抜粋(2026年8月14日確認)

江東区は、2026年8月1日から上限時間が拡大したばかりです。

杉並区は、上の子が3歳未満の場合は200時間まで使えると案内されています。

ここで大事なのが、自治体によって「買い物」の形が違うことです。

上の4区は、ヘルパーが単独で買いに行く「買い物代行」です。

一方で、江戸川区の「えどがわママパパ応援隊」は「健診や買い物等の外出同行」、千葉市の「エンゼルヘルパー派遣事業」は「買い物の付き添い」となっています。

江戸川区「えどがわママパパ応援隊」千葉市「エンゼルヘルパー派遣事業」から抜粋(2026年8月14日確認)

代行と同行では、できることがまったく違います。

自分の自治体がどちらなのかは、必ず公式サイトで確認してください。

落とし穴が6つある(ここを書いている記事は少ない)

良い制度ですが、無条件ではありません。

①保護者が家にいないと使えません。

江東区は「保護者不在でのサポートは行っておりません。短時間の不在であっても、万が一何か起きた場合には補償ができませんので、ご了承ください。」と書いています。

渋谷区は「利用中は、保護者および(出産後の場合は)3歳未満の乳幼児が在宅していることが必要です」、港区は「本事業は、申請者またはご家族が不在の時は利用できません」と案内しています。

つまり「留守中に買ってきてもらう」制度ではなく、「自分は家にいるまま、外に出ないで済む」制度です。

②在宅ワーク中は使えない自治体があります。

渋谷区は「テレワークや自宅就労の場合は「在宅」とはみなしません」、千葉市は「在宅ワーク中(就職活動・職場復帰を目的としたものを含む)の場合はご利用いただけません」と明記しています。

③買った物の代金は自腹で、カードは預けられません。

足立区は「利用料金のほか、家事支援中の買い物にかかる費用等の実費を別途いただきます。」、江東区は「トラブル防止のため、カード類の預かりは禁止とさせていただいております。」と書いています。

④予約に時間がかかります。

千葉市は「派遣事業者決定や利用日確定までに2週間程度かかる場合があります」「初めて利用する場合…利用希望日の5日前(土日祝日・年末年始を除く)までに」と案内しています。

⑤キャンセル料が、利用料より高いことがあります。

港区は2時間1,500円で使える一方、キャンセル料金は「1時間当たり2,475円×予定時間数」と書かれています。

杉並区も「前営業日午後5時以降のキャンセルは、キャンセル料(1,000円×予約時間数)が発生します。」としています。

⑥家族が感染症にかかっている日は、制度が使えません。

江東区は「お子様を含めたご家族が感染症にり患している場合」は利用不可、千葉市は「発熱や咳等の風邪症状がある場合」「感染性疾患に罹患した場合(罹患した可能性がある場合)」は利用不可としています。

江東区「こうとう家事・育児サポート事業 Q&A」渋谷区港区「産前産後家事・育児支援サービス」足立区杉並区千葉市から抜粋(2026年8月14日確認)

いちばんしんどい日に限って使えない、というのが正直なところです。

だからこそ、制度と宅配は二段構えで持っておく必要があります。

ずぼらさん
ずぼらさん

予約に2週間って、産んでから調べたら間に合わないじゃん…。

やす
やす

そこなんだよ。江東区も渋谷区も港区も千葉市も妊娠中から対象だから、産む前に登録だけ済ませておくのが正解なんだ。

自分の自治体を調べる方法

制度名は自治体ごとにバラバラで、「産前・産後家事支援」「家事・育児サポート」「エンゼルヘルパー」「ママパパ応援隊」など、名前だけでは中身が分かりません。

探すときは、「(お住まいの自治体名)+産前産後 家事支援」で検索すると見つかることが多いです。

そして、制度は年度で変わります。

この記事に載せた金額・時間数も2026年8月14日時点のもので、最終確認は必ず自治体の公式サイトでお願いします。

産む前にやっておくこと(買いだめリストと、登録の前倒し)

この章は、妊娠中の人に向けて書きます。

先に言うと、いちばん効くのは買いだめではなく登録です。

買いだめしておいてよかった物

わが家の実感として、産前に買っておけばよかったと思ったのは次の6つです。

  • …重い。切らすと一番困る
  • 粉ミルク…買いに行くのが面倒で、地味に重い
  • ティッシュ…吐き戻しで一気に減る
  • おむつ…1日の使用枚数が想像より多い
  • 着替え…洗濯が追いつかない日がある
  • チンできるご飯…献立を考える余力も、作る余力もない日がある

ティッシュについては、単価を計算してみると気が楽になります。

2026年8月14日時点のAmazon.co.jpの表示価格で計算すると、ボックスティッシュは1組(2枚)あたり0.38〜0.95円でした。

ネピア ネピネピ 300枚(150組)×60箱=1組0.38円エリエール 箱ティシュー 180組×60箱=1組0.61円スコッティ 400枚(200組)×5箱=1組0.95円(いずれもAmazon.co.jp 1社の表示価格・2026年8月14日確認)

吐き戻しの対応で1日20組使ったとしても、8〜19円です。

それを1か月続けても240〜570円にしかなりません。

ティッシュをケチって取りに行く動線を作るより、部屋のあちこちに箱ごと置いておくほうが安く済みます。

おむつのほうも計算しておきます。

2026年8月14日時点のAmazon.co.jpの表示価格では、新生児用テープおむつの単価はおおむね20〜37円で、ボリュームゾーンは20〜27円でした。

パンパース さらさらケア 新生児84枚 1,927円=22.9円/枚メリーズ さらさらエアスルー 新生児82枚 2,132円=26.0円/枚パンパース はじめての肌へのいちばん 新生児60枚 1,741円=29.0円/枚(いずれもAmazon.co.jp 1社の表示価格・2026年8月14日確認)

メーカー公式の目安(1日10〜13回)で計算すると、1日10枚・単価25円なら月7,500円前後です。

幅を持たせると、新生児期のおむつ代は月6,000〜10,000円くらいが目安になります。

これはAmazon.co.jp 1社の価格で計算した数字で、ドラッグストアや量販店では違います。

最安値を出したわけではない、という点も正直に書いておきます。

ただし、買いだめには失敗もあります

買いだめは万能ではありません。

「オムツの新生児サイズは沢山買い溜めない方が良い」

ガールズちゃんねる「【産後】買い溜めしておくといい物【新生児】」コメント#13(2021/04/28)から抜粋(2026年8月14日確認)

この投稿の次の行には「すぐサイズアウトする可能性があるよ」と続きます。

買いだめが向いているのは、サイズも好みも関係のない物です。

「普段使っているもののストックを少し多目に買っておいたらいかがですか?」

同トピ コメント#41(2021/04/28)から抜粋(2026年8月14日確認)

それと、盲点がひとつ。

「大人のご飯を用意する時間や気力が全く無かった💦」

同トピ コメント#15(2021/04/28)から抜粋(2026年8月14日確認)

ここからは、わが家の話です。

わが家でも、赤ちゃんの物ばかり準備していて、自分たちのご飯が抜けていました。

冷凍庫に入れられて、レンジでチンできる物を先に確保しておいてください。

買いだめより「仕組み」を先に作る

結局のところ、いちばん効くのはこれです。

「ネットスーパーと生協使うなら特に買いだめ不要じゃないかな。生協は注文した翌週に来るからネットスーパーと併用してれば大概のものは間に合いそう。」

「生協は赤ちゃん産まれるから使い始めて、少しでも慣れておいたほうがいいよ!」

ガールズちゃんねる 同トピ コメント#27・#56(2021/04/28)から抜粋(2026年8月14日確認)

産後に、新しいサービスの登録画面と格闘するのは無理があります。

妊娠中のうちに、次の3つだけ済ませておくと後がラクです。

  • 生協の加入と子育て割の申請…3社とも妊娠中(母子手帳の交付後)から対象。パルシステムは申請以前の返金がないので早いほど得
  • ネットスーパーのアカウント作成と、配達エリアの確認…自分の住所が対象かどうかを先に知っておく
  • 自治体の産前産後 家事支援の登録…江東区・渋谷区・港区・千葉市などは妊娠中から対象。千葉市は利用日確定まで2週間程度かかる場合がある
ずぼらさん
ずぼらさん

じゃあ今日やるのは「買いに行く」じゃなくて「申し込む」なんだね。

やす
やす

そのとおり! 全部やらなくていいから、まずは住んでる地域の生協の子育て割を1つ調べるところからで大丈夫だよ。

まとめ:里帰りしないなら、申請は妊娠中に

最後に、この記事の結論を1行にします。

里帰りしない産後の食事は、産んでから考えると手遅れになりやすく、妊娠中の申請で決まります。

妊娠中にやっておく3つ
  • 生協の加入と子育て割の申請…3社とも妊娠中から対象。パルシステムは申請が遅いほど無料期間を損します
  • 自治体の家事支援の登録…産後に登録から始めると、使えるまでに数週間かかる自治体があります
  • ネットスーパーのアカウント作成…配達エリアの確認だけでも先に。4社の送料比較から選べます
ずぼらさん
ずぼらさん

「毎日作れるか」じゃなくて「届く仕組みがあるか」で考えればいいんだね。母子手帳もらったら申請してくる!

やす
やす

それが一番の安産準備だよ。産後の自分への仕送りだと思ってね。

買い物まわりの全体像は本体の記事に、ワンオペと夫の話はワンオペの記事にまとめてあります。